商談通訳の打診がありました。
出産の1か月前の案件だったので、無理を承知の上、
妊婦ですがよろしいでしょうか・・・とうかがってみたところ、やはり難しいとのことでした。

今回は残念でしたが、打診が来ると現場の緊張感を思い出します。ぞくぞく。
最近、中国語はリプロダクション、ラジオのリスニング、原書ばかりだったので、
現地新聞のサイトラや逐次練習も取り入れなくては!と気が引き締まりました。

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NHKニュースを使ったリプロが習慣化されてきました。
朝支度を終えて、仕事よりも先に勉強をする時はまず最初にリプロをやります。
ニュースを1本やってから、日本語NHKニュースサイトで対応するニュースを探して、
元の日本語の確認作業をしています。

リプロは、「音読」「短期記憶強化」「ディクテーション」を兼ねたトレーニングであることに気が付きました。例えば、ディクテーションであれば、1文を聞き、聞き取れたところを書き取り、聞き取れない箇所を確認する際は、再度1文を頭から聞き、空いた箇所を穴埋めするようにそこに神経を集中させて聞くわけですが、リプロの場合は、穴埋めの箇所も含め、最初から最後まで1文を集中して聞き、その通り復唱しなければなりません。覚えるだけでも大変なのに、聞き取りづらい箇所があると、難易度がさらに増します。

私はいつも下記の手順でやっています。他により良いやり方がありましたら教えてください!
①1文ずつ復唱
②パフォーマンスを録音してチェック(スクリプトと照らし合わせ)
③2文ずつ復唱
④②と同様
⑤段落ごと復唱(NHKニュースの場合は1段落2~5文)
⑥②と同様

⑥を完了するまでに、大抵ニュースを6巡します。もちろん①③⑤がスムーズにいくことはほぼなく、何度も聞き返し、頭を抱えています。6巡すると自然と暗記できることがわかりました。それだけリプロに苦戦している、ということですね。


NHKは中国語も日本語もニュースをすべてオンデマンドで聞けるようにすればいいのにっていつも思います。あるいは月刊ニュース(対訳)の創刊とか。官僚の話す日本語独特の訳しづらい日本語の訳出のヒントとなることも多いですし、あれだけの(通訳トレーニングにありがたい)データを一過性にしてしまうのはあまりに惜しく、毎日せっせとスマホのメモ帳に張り付けています。