下記テキストを著者が提示された方法で進めるつもりでしたが、やめました。


中国語筋トレ100読練習法
木本 一彰
東方書店
2015-08


著者は音読・シャドーイングを1セットとし、前半の50セットはピンインで、後半の50セットは漢字を見てやるとしています。

取り掛かる前に若干の懸念がありましたが、シャドーイングをやってみて、各課で早々にシャドーイングに取り組むことは、正しい発音で口の筋肉を鍛える上で私にとっては害が大きい気がしてきたため、下記のやり方で進めることにしました。(害が大きいというのは、私に限っての話です)。

①ピンインを見ながら音声を注意深く聞く。q,zh,ch,sh,c,zなどの音の出し方を特に意識して聞く。
②音読する
③①・②を数セット繰り返した後に、音読を録音する。テキストから目を離して録音を聞き、音だけで意味がわかるか確認する。

100回のうち、最初の数十回は上記のやり方でやることにします。シャドーイングは、耳で聞きながら口を動かす際に、それぞれの音が正しく発音できるか、また、音読の際と同じ力強さで子音を出せているかを確認するために時折やるに留めることにします。つまり、負荷がかかっている状態でも、音読のように100%意識を集中できる状態と同じ発音で発声できているかの確認のために行います。

上記の方法で行うと、本で示されている方法よりも倍の時間がかかるのですが、必要なプロセスと信じ、着実に進めていくことにします。

さらに、日中の散歩中には、なるべく練習中の課の音声を繰り返し聞くことにします。理想は300回なのですが、現在は全てのながら時間に音声を聞くことは難しいため、散歩中にできる範囲で良しとします。

この300回聞くというのは、発音矯正で大変お世話になった田先生がおっしゃっていました。
「デンさんの広東語相談室」
テープ300回の聞き方

全部を読んでいただくのをおすすめしますが、いくつかポイントを列記します。

ーテープの内容については最初に理解しておく必要がある。語彙、文法、発音については、先ず理解しておくこと。
ー何か別のことをやっているときに、同時にテープを聞くことでOK。
ー発音を、これは第何声だとか、これは有気音だとか、理屈で頭に入れておいてから聞く。
ー何回も聞いて頭に染み込んでいれば、その頭の中の音に引っ張られて口が自然に動く。ただし、前提として、語彙、文法、発音についてはまず理解すること。


すがる想いで学院に電話をかけて、発音矯正のレッスンのお願いしたのは2010年。
貯金を使い果たして途中で通えなくなりましたが、田先生がいなかったら私は中国語を諦めていたと思います。発音は今でも問題だらけで苦悩していますが、当時はそれはそれはひどかったので・・・。
経済的に余裕のある方でしたら、国外・国内問わず、飛行機で通学されることをお勧めします!
ウィズダム広東語学院
広東語とありますが、北京語の発音矯正も受けられます。

過去記事:発音矯正ならウィズダム広東語学院