王府井書店の次に向かったのは三連韬奮書店。

王府井大街を北へ真っ直ぐ行ったところにあります。三連韬奮書店は北京市内に複数あり、事前にネットで調べて評判が良かったのが、この美術館そばの三連韬奮書店でした。地下鉄では王府井から2駅で、駅から徒歩5分程。書店目の前にはバス停があり、複数のバスが止まります。ホテルの位置にもよりますが、行き来はバスの方が便利です(と事後に気づきました)。

2フロアの書店ですが、文学、伝記、ルポタージュ、ビジネス書が好きな人にとって静かに読書に没頭できる場所です。

 
読書愛好家に嬉しい24時間書店


写真からおわかりの通り、この書店は24時間営業です。

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“读・一夜”っていい響きですね。

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入店すると右手の壁には週間ベストセラーが貼られていました。
三連韬奮書店には同書店の本も販売されていて、ベストセラーは各出版社のものと三連書店のものとがあります。写真は6/6~6/12の週間ベストセラーです。

各出版社のベストセラー
東野圭吾が2作品入っていますね。気になる钱钟书《围城》も。

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三連書店のベストセラー
こちらには三島由紀夫の作品がありますね。

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ベストセラーが並ぶ書棚

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ランキング上位に並ぶ杨绛女史は初めて知る作家です。どうやら現在フェアを行っているようでした。

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なぜフェアを行っているのか?後で調べてわかりました。この方は2016年5月25日に亡くなられた作家でした。夫は钱钟书。英語、スペイン語、フランス語が堪能で、翻訳もされていたようです。ランキング上位にある《我们三》は93歳の時に出版された散文・随筆集のようです。この方を偲ぶためのフェアだったのですね。
 
三連書店の見どころは地下1階


事前調べで1階よりも見どころは地下1階という情報を入手していたので、入店後、真っ直ぐ地下1階へと向かいます。

中国書店でおなじみの光景ですね。座り込んで読書に読みふける人は王府井書店よりも多いのに、店内はとても静かでした。

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地下1階にも杨绛女史のコーナーがありました。

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店内の様子。1階よりも広いです。写真では見えませんが、奥の方にも書棚がたくさんあります。

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訪れたのは夕方5時頃でした。王府井書店よりも狭いですが人の入りは多い印象を受けました。

読者の残したメッセージがこんなにあります。
電子書籍がどんなに普及しても、書店は文化として生き続けるのだという嬉しいメッセージを受け取りました。

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《穆斯林的葬礼》の韩新月、韩子奇も登場しています。2人を知っていることが嬉しかったなあ。

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つづく