とうとう・・・・とうとうこの日がやってきました。

大好きな中国人作家、海岩さんの作品を、本日をもって全て読了しました。

彼の小説を全て読んだら絶対アポイント申し込もう!とあんなに思っていたのに、
ここに来て、自信がなくなってきてしまいました。。。
勇気が出ないというか。。。
うーん、インタビューと称して会おうとすれば良いのか。
取材と考えれば、質問を事前に準備して、各作品へこめた想いや、
それらを書いた背景などを聞けばいいのかもしれないですね。

海岩さんの作品で、最後に読んだのは「玉观音」です。
本日読了しました。
ドラマを見たことがあるので、次の展開を全て知っていることが残念でなりませんでした。

良い作品です。ドラマを見てから読んだせいか、受ける印象が他の作品よりも
強烈でない点を否めませんが、最後のページの最後の4行を読んで、
心がとても穏やかになり、じんわりと満たされました。
その余韻が今でも続いています。

この作品に対する感情が今後どのように変化していくかはわかりませんが、
今の時点で、最も好きな作品はやはり「便衣警察」です。

彼の第一作であり、最も長い作品でもあります。

翻訳するなら、これ!と決めています。

時代背景も理解した上で、もう一度読み返したい作品です。
輪読にトライするも進まないので、再読にトライしてみても良いかもしれません。

刑務所にいれらること、中の世界から壁を眺めて外の世界を待ち望むこと、
死刑制度に賛成できないこと、冤罪で自由を奪われる人たちがいること、
人間が罪を犯すということ・・・など、司法に関わる問題に私自身、関心を持って
人事のように思えないことが度々あるがために、
「便衣警察」で描かれた世界がいつまでも印象深く残っているのかもしれません。


他の海岩さんの作品を読んだというお話はあちこちでおみかけしますが、
中国語学習者で「便衣警察」を読んだという方の話を聞いたことがないのは、
万人受けする作品ではないからかもしれません。

ボリュームに圧倒されるのかもしれませんが。
大好きな作品です。是非一読ください。


彼に会いにいくことについては、
現代人気作家にインタビュー、という角度で面会内容を考えます。

さぁ、記念すべき61冊目は何を読もう?


★8月22日の勉強★
「玉观音」読了 190~240ページ

3時間半