中国語原書

【中国現地書店レポート】上海の24時間営業書店 大衆書局 その1

原書大好き通翻訳者のAyumiです♪

お待たせいたしました。上海の書店レポート2軒目です。

前回の北京での反省から、地下鉄であまり移動したくなかった私は、ホテルとバスを1本で行き来できるよう、宿泊場所の選択を工夫しました。泊まったのはMason Hotel。ホテル近くのバス停から167のバスに乗ると、書店が密集する福州路へ1本で行けます。

前回ご紹介した钟书阁へは地下鉄での移動でしたが、残りの本屋さんをバス1本で移動できたのは楽ちんでした。

 
読書で一夜を明かせる大衆書局


上海の本屋さん・2軒目は24時間営業の「大衆書局」です。
場所は福州路沿い。この通りにはもともと大型書店の新華書店もあり、古本屋さんも立ち並ぶ場所。数歩歩けば本屋さんが視界に入ってきます。本好きにはたまりません!!

この書店、2010年に上海へ行った時にはありませんでした。
当時、福州路沿いのこの書店のすぐそばにあったホテルに泊まったのでよく覚えています。
まだできて数年の本屋さん。

北京にも24時間書店がありましたね。台湾に続き、大陸でも24時間書店が普及してきているのでしょうか?

早速中を見てみましょう。

入口にも24時間営業の文字がありますね。本好きならこれだけで心躍りませんか?

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この安売り棚の前で足を止めなくて大丈夫ですよ。2階のワンフロアなのに、この本屋さん、奥がとても広いですから!

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入口から独特です。住所もばっちりアピール。福州路579号です。

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入ってすぐのところは新書コーナー。

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左側を向くとゆとりあるスペースに見やすい陳列。
この書店は照明も十分に明るく、陳列もみやすく、申し分ありませんでした。

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ベストセラーのコーナー。

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嬉しいカフェ併設!

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カフェスペースの他にも座って読書できるスペースがありましたが、会員制のようでした。会員であれば座って読書に没頭できるようです。この点は前回ご紹介した钟书阁とは異なるところ。そのせいか、陳列棚付近にいる人の数が钟书阁よりずっと少なかったです。

じっくり読みながら本を選びたい方には钟书阁がおすすめ。唯一の欠点は照明が十分でないこと。
もちろん"中国式"で床に座って読む場合はこちらの書店でも全然問題ありません(^^)
どちらの書店も静かで落ち着いた雰囲気です。

 
ビジネス書が充実

この書店、結構広いのです。
奥の部屋には文学作品からミステリー、台湾・香港の作品などがずらりとあります。
それとは対照的に、入口から近い平積みコーナーには、新作・ベストセラーの他にビジネス書が置かれていました。ビジネス書の平積み率は結構高いかも!?

ビジネス書の面積が広めなので、奥の部屋の存在にうっかり気づかないところでした。てっきりここには一般の小説は少なめなのかと思ったほどでした。

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日本のビジネス書の翻訳版もありますね。

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散々迷って分厚いこの本を購入しました。
銀行を舞台にしたアメリカの小説。Amazonのコメントを店内で確認し購入。
ドラマがアメリカで高視聴率のようですね。

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平積みされていて気になり、こちらの本も購入。こういう本って早く読まないといけないのに、まだ読めていません💦買ってもすぐ読まないくせに、こちらのビジネス書コーナーでは予想外に時間を費やしました。

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その2に続きます。

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【中国現地書店レポート】上海で最も美しい書店 钟书阁 その2

前回に引き続き、钟书阁です✨


この書店はジャンル分けと配置がすっきり、わかりやすいので、お気に入りの作家や作品が決まっていれば、目的の本を探しやすいと思います。


前回の北京で気になって買わなかった西西。今回は買いました。
この方の本は、大型書店では目立たないところ、知識層をターゲットにしているなどオリジナルカラーのある書店ではこのように目立つところに陳列されている気がします。

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先日の原書会で紹介のあった莫言の棚。《哇》《丰乳肥臀》も読みたい!
買えばよかった~~。

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キャスターの書いた自伝が好きな方はこちらのコーナー。
白岩松の人気は不動ですね。

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SF作品の代表格《三体》もありました。

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茅盾文学奖コーナーは、入口の平積みコーナーから奥へ行く通路にありました。
こんな風に陳列されているのを見るのは初めてです。おしゃれ♡

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現代文学コーナー。広い空間を占有しているのに薄暗いのが本当に残念でした。

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私がずっと大好きだった严歌苓の棚。
最後に読んで原書を読む自信を一時なくした《妈阁是座城》に胸がちくり。
いつも買うのですが、今回は珍しく彼女の作品を買いませんでした。

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装丁にひかれたこの本は、日本語の本の翻訳本でした。
他の書店にも目立つように陳列されていて、日本の書店文化が中国に浸透してきているのでしょうか。

近い将来、『中国の書店紹介 by Ayumi』を出版する!という夢が芽生えました✨✨

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日本語の小説は本当に人気がありますね。
どこへ行っても必ずありますが、この書店はスペースが広めで、1枚の写真に入り切りませんでした。

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本を買ってウキウキの方はそのままカフェスペースへ。

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今回見た書店の中で、一番のお気に入りはここでした。
前回も書きましたが、三連出版の本が多く、"自分好みの作品に出会える本屋さん"という印象です。

子どもの絵本コーナーもありますが、子どもに絵本を読み聞かせるお母さんの声も小さめ。
本を読む人・探す人への気遣いが至る所で感じられて、本好きだったら何時間でも過ごせる場所だと思います。

書店内は無料Wifiが使えるのも、Amazonで購入したい私には嬉しかったポイント。
店員さんにパスワードを聞いてくださいね。

次回は上海の24時間書店をご紹介します(^^)

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4/15(土)『二人会@関西』募集中!
現在23名で、あと2名です!
おそらく今回が最後なので、ぜひいらしてくださいね。

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第13回中国語原書会・開催報告!

本日、池袋にて原書会を開催しました!
落ち着いた雰囲気の静かなカフェで、じっくり原書について語り合うことができました。
参加者は私含め7名。

まずリピート参加のiraさんが紹介されたのはこちらの絵本。
《小狐狸》

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少数民族の暮らしに興味があり、アイヌをテーマにした漫画に現在はまっているiraさん、こちらの絵本を選ばれました。
オロチョン族という少数民族の昔話で、子狐と老夫婦のファンタジー。
絵がとってもとっても可愛いのですよ。たまらない絵がいくつかありました。

続いてこちらはネット小説が紙の本になったもの。
蔡智恒の《蝙蝠》

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コウモリって蝙蝠bian1fu2というのですね。知りませんでした💦
3つの短編から成り、タイトルはうち1短編のタイトルです。
死んだ人がコウモリになって戻ってくるストーリー。

iraさん、今回は辞書を引かずに読んでみることに挑戦しました。確かに所々辞書を引くのをやめることで、「リズムがつかめるってこういうことなんだ」という発見があったそうです!

《蝙蝠》は読みやすく、原書初めての人にもおすすめのようですよ。


お2人目は原書会初参加のchintauさん。『中医学と広東語の日々』
ハンドルネームでわかる方もいるかも。chintauさんは広東語を学ばれているのです✨

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養生をテーマに薬膳レシピのサロンの経営など多方面で活躍されているchintauさんが読まれたのは、季節ごと・体質ごとにお勧めレシピが紹介されているこちらの本。
香港大好き!というchintauさん、香港好きが高じて広東語の学習を開始されました。
本の紹介とともに、薬膳や漢方のお話にみんな興味津々でした。

「漢方は一見難しく思われがちだけど、そうではないことを知って欲しい」という想い、伝わってきました。ご興味ある方はchintauさんのHPをご覧になって見て下さいね!

→→『中医学サロン Linfa蓮花』


3人目はリピート参加の状元さん
(ブログ:『状元への道 汗牛充棟 読書日記』『中華 状元への道』、note:Gaku Ito

原書会に申し込む→原書を読む、で原書を読んでいらっしゃるとの言葉ににんまり。嬉しいです^^

状元さんの熱さ、発想の豊かさは原書会で実際にお会いした方にしかわかりません(^^)
状元さんが今回持参されたのは《"小的"台湾史》。

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この中から、"番薯也好赚","海海人生"について熱く語ってくださいました。

この本は国家という大きな歴史に対し、市井の人々、個人の歴史にフォーカスしたもの。
サツマイモの密貿易で儲ける話、海賊王として領土を拡大する話、これは国がやれば貿易だけれど、個人の場合は「密貿易」「略奪」になるよね、という見方になるほどなあと思いながら聞いていました。

個々の歴史から大きな歴史を連想できるのは、博識だからこそ。私だったら素通りしてしまうところに面白さ・新しい発見を見出す状元さんの発想・着眼点にいつも脱帽です。

ちなみにこの本は台湾旅行した際に台南にある歴史博物館のお土産コーナーで購入されたそうです。
目次↓

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4人目はリピート参加で、ご自身も中国語読書会を開催されている舩山明音さん。
『中国語読書会』
出版翻訳者も来る原書会!になりつつあるかな?(^^)
そうです、舩山さん、原書1冊を出版翻訳されたのです!!おめでとうございます!!!

邦題は「少年美術物語」。原作は《少年美术故事》です。

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全7巻のうち、舩山さんは第6巻を担当されました。すごいですね~~!
やはり1冊翻訳するのは大変だったようです。




文人、漫画家であり、日本に留学経験のある丰子恺が、子供向けに美術について書いた物語・エッセイ。中国の教科書にも使用されているようで、訳書はとても読みやすそうでしたよ。政治的背景がからむ翻訳の裏話に、やはりそういうことあるんだなあと思いました。

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原書の挿絵は、日本留学中に知った日本人画家の画法に影響を受けたもののようです。
児童文学作品には疎かったのですが、知らなかった作家を知ることができました。

詩を読むのが好きと言う舩山さん、女性詩人・余秀华の本もご紹介いただきました。


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作者は身体に障害をもつ、湖北省農村に暮らす女性。
農村部で一生を終えるだろう作者の想いが鮮やかに、情熱的に綴られているそうです。

調べながら丁寧に読まれている様子が伝わってきました。

5人目はリピート参加の弥太郎さん。『中国語と海外ドラマとプレミアの日記 』    
杨绛の《我们仨》。私も持っていて読みたい本の一つです!

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昨年亡くなられた杨绛が、92歳の時に書かれた本。
タイトルの3人とは、杨绛、夫と娘のこと。3人の思い出を振り返る回顧録なんですね。

戦時中~1990年代といえば、中国では戦争、文革、改革開放が切り離せないイメージですが、この本に登場する暮らしぶりはまるでそれらとは無縁のよう。というのもヨーロッパに留学し、波乱の時代に巻き込まれていないからなんですね。

弥太郎さんのイメージは、上流階級の人が書いた上品な作品。

一方で、もう1冊紹介された莫言の《哇》は、同じ時代なのにまさしく対称的!

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弥太郎さんのご紹介だけでも、重たさ、壮絶さがこれでもかと伝わってきました。

これは一人っ子政策をテーマにした作品。
村で、このお医者さんに子どもを取り上げてもらえれば安泰だと村で評判の良かった産婦人科の医師。国が一人っ子政策を始めるや、今度は2人目を妊娠した女性を取締り、堕胎手術をする側になります。国をあげての政策に、時には妊娠6カ月の子どもを堕胎させることにも使命感に燃えてしまうところに、ふと、その時代に自分が生きていたら同じ轍を踏んでいたかもしれないと思ってしまいました。

莫言の作品で良く耳にするのが、描写がぐろい、重い、ささっと読めない。わかります!

《哇》の評判が良いことは耳にしていましたが、内容までは知りませんでした。莫言が扱うのはやはり社会問題をテーマにした印象がありますね。辛くなるのを覚悟で読んでみたい作品です。

6人目はリピート参加のushikoさん。『ushikoの記録』
タイトルと作家名、聞いたことある人も多いのではないでしょうか?

王安忆の《长恨歌》

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一人の女性の40年間を描いた作品。
タイトルからは想像しがたいですが、実際は「昼ドラ」のような感じで、みんなで読んで感想を言い合いたくなる内容とのご紹介に、自然と《穆斯林的葬礼》も話題に上がりました。

美貌の持ち主である主人公は、エリートの妾となったために、エリートが死んだ後も男性との出会いはあれど独身で生涯を終えました。時代に翻弄されながらも、生き残る女性の生命力の強さを感じられるとか。中国語の勉強をするならこれ!とお勧めされるように、文章が美しいようです。

これもずっと気になっている作品でした。

タイトル、作家を知ってる、でもどんな作品か知らない、ということはよくありますよね。
原書会を通じて、見聞きしたことある作品または知らなかった作品について、どんな内容か知ることができると、"読んでみる"ハードルが一つ低くなるのだなと感じました。

これは今回の原書会でみんなが語り合ったテーマでもありました。
原書好きな仲間で色々な流れを作っていけたらいいですよね。
どんな展開になるか楽しみです。原書会でご協力できることがありましたらいつでも言ってください!


私が今回ご紹介した本は現在はまりにはまっている法医学シリーズ。
読後の紹介がたまっていますが、改めてご紹介します(^^;)

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今回も楽しい時間を本当にありがとうございました!
またkindleでポチってしまいそうです(笑)

次回は6月以降の開催となります。
原書会に参加される方・紹介される本、どちらとの出会いも再会も楽しみにしております!

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この時間がいちばん好き


シリーズ5作目に入りました。

1作目を読まず、2作目からここまで他の本はお休みしてこの法医学シリーズに没頭してます。

本当に面白くてサクサク進みます。
ミステリーは一番挫折しにくいジャンルかもしれませんね。

授業が終わり束の間のひととき。
明日からまたどんどん進めないといけません。


完全にはまった→ミステリー”法医秦明”シリーズ

《无声的证词》に続き、《第十一根手指》を読み終えました。

ああ、面白かった。犯人は誰だ!?と夢中で読み終えました。

こんなに面白いならシリーズ1作目の《尸语者》から読んでおけば良かったです。


感想文がたまる一方ですが(6冊くらい)、
次の《清道夫》も読んでしまおうかなあ、どうしようかなあ。

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ミステリーといえば、去年の夏に熱狂的にはまった《心理罪》があります。
こちらはシリーズ2作目まで読みました。

はまって仕事ができなくなる危険性が高いのは《心理罪》。
でも秦明の3作目《第十一根手指》は、小さな事件集というより、
大きな難解事件に小さな事件がくっついている感じで、《心理罪》並みにはまりましたよぉぉ。

犯人像をプロファイリングで割りだしていくのが好きな方は《心理罪》、
法医学、検死ものが好きな方は”法医秦明系列”がおすすめ。
”法医秦明系列”は検死シーンがたくさん出てくるので、食事中にはお勧めできません。
(私は先が気になって食事中も読んでいましたが)


ミステリーを理性的に離れて、異なるジャンルを読むことも考え中。
並行読みができないので、一つ決めなくてはいけないのです(不便)。

気になっているのはこちら。
《生命最后的读书会》
上海で買わず、後で欲しくなりkindleで購入しました。

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上海で買ってきた本は気になるものばかりです(外れがなさそう♡)。
残りの本をまだ紹介できていませんでしたね。これは近日中に!


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【あと1名】3月12日(日)は原書会!

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『二人会@関西』日程決まりました!
4/15は関西で会いましょう♪ 募集は天天さんブログで来月開始予定。
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二人会@東京の開催レポート


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はまりそうな予感!中国語原書ミステリー第2弾は法医学事件簿

昨年の秋から細々と読んでいた本が読み終わりました。

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2か月以上かけてコツコツと読みました。
最後に読んだ本ですっかり原書を読む自信を喪失していましたが、
最後まで読むことができて挫折感は楽しい気持ちで完全に上書きされました☆
感想は改めて書きますが、1冊ごと完結すると思っていたら、続きが・・・!

もう1冊持っている《幸存者》をみると、シリーズ5作目の文字が。。。
ということで、《无声的证词》の続き・シリーズ3作目の《第十一根手指》をkindleで買いました。

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今回読んだ《无声的证词》はシリーズ2作目ですが、前作から続いている事件はないので、2作目から読んでも問題ありません。
シリーズ2作目で登場する事件の謎は3作目に持ち越し。あんな終わり方されたら読まずにいられない。。。


これから読む方は以下の順番がおすすめですよ!

1.《尸语者》
2.《无声的证词》
3.《第十一根手指》
4.《清道夫》
5.《幸存者》

大好きな《心理罪》シリーズと違い、ある未解決事件の話が展開される一方で、
各章ごとに一つ一つの事件が解決されるので、隙間時間に読みやすく、はまりすぎて仕事と生活に影響が出ることがありません。

***

天天さんが今年上半期のオンライン原書会のテーマを発表されました☆
天天さんブログ

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上海の書店で買ってきた原書 その②


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《灰故事》
その①の記事で触れた《独立日1 用一间书房抵抗全世界》の中で、阿乙について度々紹介されていて興味を持ちました。事件ものを書く作家のようですが、何故だか軽いタッチではない印象を受けました。こちらも新しい作家との出会いに期待を込めて購入。

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同じく阿乙の《情史失踪者》。こちらは短編集。

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《匿名》
王安忆は書店へ行く度に名前を見かけていた作家。文学の香りが濃厚な感じがして、これまで買うのをためらっていました。《匿名》は誘拐され、山に置き去りにされた主人公が記憶喪失になってしまうお話のよう。この紹介を見て即決!


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原書会でushikoさんが一押しされていた《我不是潘金莲》。各書店の目立つところに陳列されていました。刘震云2作目も期待大。

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《乌鸦社》
難解事件ファイルもの。事件の奇抜さよりも、事件の背景に潜む人間性の分析に重点が置かれている、との評価に興味急上昇。『推理世界』というミステリー雑誌で人気の高い作家のようです。買ってビニールとったら、サイン付でした!

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編集者として10年のキャリアを持つ筆者が、インターネット時代における紙媒体存続の危機について書いたもの。不動産業界の内幕やメディアの事実にそぐわない報道など、スリルを求めて購入。

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《最后的情人》
残雪も気になっていた作家の一人。この本は、「最後の恋人」という邦題で、近藤直子さんが翻訳されています。全然知りませんでしたが、評判の高い作品のようです。どれから読もうか迷うな~~。


上海の書店で買ってきた原書 その①



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運命を感じたのはこの本です。
本好きの作者が、自分が読んだ本についてつづった読書感想文。

ストーリーよりも、感じたことに重点が置かれて書かれているので
とても読みやすいのです。

本の中には本好きにたまらない写真が。
これは原書会にいらっしゃる方にシェアします!


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李克強総理推薦!の文字に足を止めました。
銀行を舞台にしたお話で、Amazonの「分厚いけどぐいぐい進む」とのコメントに購入決定です。

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人工知能の成功者が伝授するチャンスのつかみ方とは?
中国企業家がAIとビッグデータについてどんな未来を予測しているのか興味が湧きました。

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“会社から帰宅したら、部屋が荒らされていた。空き巣は一体誰なのか?
指紋、毛髪から採取したDNAの鑑定結果は、なんと自分!”
中はとっても読みやすそうな平易な文体でした。期待大!

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前回北京の書店で見かけてから、気になっていた香港で評価の高い作家。
新しい作家との出会いを求めて買いました。

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他人の悩みや秘密がわかる少年のお話。
フランス全体が感動に包まれたとのキャッチフレーズに心を動かされました。
一体どんな感動が待っているのだろうと思うと今から楽しみ。



上海の書店で買ってきた原書 ~序章~

上海に行ってきました!

6年ぶりの上海。
書店が増え、カフェも増え、
読書環境が随分と整った印象を受けました。

複数の書店へ足を運びましたが、
今回は書店をご紹介する前に、買ってきた原書を簡単にご紹介したいと思います。

おおげさですが、運命を感じるような本との出会いもありました。
常にバッグに忍ばせて、折に触れて読み返したくなるような本。

次の記事から、何故これらの本を買うことにしたのか、
複数回に分けて各作品を1,2行でご紹介していきます。

紙の本をドーンとたくさん買っていますが、実はkindleよりも紙が好きとわかったからなのです。
今回は“本命”はすべて紙の本を買い、あとで買えば良かったと後悔したものなどは、kindleで購入しました。


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第12回中国語原書会・開催報告!

報告が遅くなりましたm(__)m
11月13日に第12回中国語原書会を開催しました。

参加者は私を含め7名。今回はなんと遠方からもお申込みいただきました。
それでは、簡単ですが、みなさんのご紹介された本を見てまいりましょう。

お1人目はiraさん。前回に引き続き2回目のご参加です。

iraさんが選ばれたのは魯迅の絵本。《从百草园到三味书屋》
タイトル、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
私もタイトルだけ知っていました(^^;)

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買った時は包装で中を覗けなかったのですが、魯迅だからではなく(!)、絵に惹かれて購入。この絵本の絵を描いている方をもともとご存知だったようです。

文は少なく、お母さんが子どもに読み聞かせるもの。聞きなれない植物や虫の名前も、絵をみながらイメージできるとのことでした。5歳くらいの子どもを対象とした文章にしては、難しい単語もあるようです。魯迅を知りたい、絵で理解を補いたい場合におすすめですね。

文章に登場した虫などが絵の中にこっそり隠れるように描かれているのが味わい深いです。
読む度に発見がありそうな本ですね。


2人目は初参加のushikoさん
色々なジャンルの本を4冊持ってきてくださいました。

1冊目はミステリー作家・雷米の新作、《殉罪者》。

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雷米は私が最近はまっている作家さんです。シリーズものの《心里罪》を読んだ方はおわかりだと思いますが、事件の設定・描写が猟奇的なものが多い作品です。《殉罪者》は伏線がもっと貼られていてストーリーは深く、また前作同様、グロテスクであるとのこと。苦手な人にとっては読むのが辛い作家さんかもしれません。

前作同様、犯人はわかるようになっているけれども、そこからまた展開していくとか。気になります!

2冊目は《三体》で有名な刘慈欣の《2018》。
《三体》の前後に書かれた短編集がおさめられています。

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環境破壊などを皮肉にしているエッセイ風の作品集で、難易度はバラバラとのこと。
落ちがわかりずらい作品もあったけれど、「面白かった」とお勧めされていました。
三体は面白いかったですが、私は途中苦戦したり、寝てしまったりしたので、短編集なら難しい用語が出てきても、長編よりも頑張れそうだと思いました。

そしてushikoさんの一押しはこれ!
刘震云の《我不是潘金莲》。

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字幕翻訳の水野先生が訳されると聞いて、それなら面白いに違いない!と読まれました。
余華の作品のように破天荒な主人公に周囲のまじめな人が翻弄されるお話。ちなみ主人公は女性です。

文章は簡単で、勢いよく読書できるそう。
面白くて、笑っちゃうお話。後味は悪くないそうですよ。
映画化もされていますね!

4冊目は苏童の《离婚指南》。

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それぞれ時代の異なる3編の短編が入っています。
3編目の作品が映画化されており、映画が印象的だったので読まれました。
一番良かったのはやはり3編目の作品とのこと。

3編目はおめかけがたくさんでてくるお話。
私は離婚をテーマにした1篇目が結構気になりました。

3人目はfukoさん。fukoさんも前回に引き続き2回目のご参加です。

前回の原書会後に再チャレンジしてみた《看见》は難しかったため、
神保町でこちらを本を選ばれました。

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江戸時代を舞台とした妖怪ファンタジーを書いた《孤者异》。
原作は日本語で、作者は畠中恵さん。
fukoさん、「しゃばけ」シリーズが大好きで、毎年新作が出るのを楽しみにされているそうです。

原作同様、中国語の翻訳版でもわかりやすい平易な文体のようです。
初めて原書を読む方にも読みやすい文体のようで、「教科書もこんな感じだったらいいのに」とおっしゃっていました。

妖怪の血を引く男の子が主人公。虚弱だけど頭が良い主人公が、妖怪の力を借りて、江戸で起きる事件やミステリーを解決していくお話です。一話ずつ話が完結する構成で、表紙の絵からは可愛らしい様子が伝わってきますね。


4人目は初参加の桃茶さん。遠方からお越しいただきました!

ご紹介いただいたのは東野圭吾さんの中国語版《假面前夜》。
購入場所は上海の虹桥空港。空港の本屋さんにも東野圭吾さんの作品は必ずありますよね。

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中国語の原書を読める自信がなく、日本の作品の翻訳版なら文化背景も理解しているので、
読みやすいと思い手に取られました。
桃茶さん、実は東野圭吾さんの作品自体が初めて。

一話ごとに完結する短編かと思いきや、最後で話がつながるという構成。
ホテルのフロントで働く女性、警察官などいくつかの人物の話が展開されて、
最後にある事件が解決する、という流れになっているようです。

本の中の、単語を丁寧に調べられているメモが最後まで一貫して継続されているのが印象的でした。


5人目はおなじみ小雨さん。

オンライン原書会の10月のテーマに関連して、台湾に関する本を読まれました。
まず1冊目は方文山の《中国风》。

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ジェイ・チョウのファンのみなさんはご存知ではないでしょうか?
ジェイ・チョウの歌詞を書かれている方文山は台湾音楽界の重鎮なのです。
小雨さんもジェイ・チョウのファンなのでこの本を選ばれました(^^)

歌詞とその解説が書かれているのですが、
小雨さんは知っている曲が多かったので、You Tubeで音楽を聞きながら
楽しみながら読み進められたそうです。

面白いのが最後に、歌詞にまつわる100問のクイズがついていること。
出典を問うものがあったり、結構難しいようですよ。

結構難しそうな印象を受ける本でしたが、好きな歌手の歌詞ということで、
小雨さん読了されました。「好きこそものの上手なれ」の力はすごいですね~。

2冊目は《父教七日》

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この本にある最初のエッセイは、台湾の林栄三文学賞を受賞しているようです。
父の死後、7日間を描いたもので、映画化され、映画も台湾で受賞しているのですね。

ネットでの口コミ、評判が結構良いですね。見たい映画に追加です。
You tubeでも見られるようです。
邦題は「父の初七日」。

ワン・リーウェン
マクザム
2015-05-29


 
小雨さん、これまでの原書会では小説をご紹介されることが多かったのですが、
オンライン原書会のおかげで、普段読まない本を読めたとおっしゃっていました。

今回、詳しくはご紹介いただきませんでしたが、
原書ファンの間で有名な《天桥上的魔术师》はやはり高評価でした。
こちらは繁体字版です。

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6人目は同じくおなじみのねずみのチュー太郎さん
3冊持参していただきました。

まず1冊目は严歌苓の《无出路咖啡馆》。

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人民解放軍で将校を務め、ベトナム戦争で記者としてルポタージュを書いていた严歌苓が、
離婚し、渡米して、文学を勉強するようになった頃の生活をつづったもの。

本を万引きしたり、マリファナを勧められたり、お金がなくて歩いて帰宅していたら強盗にあったり・・・と、小説なのでどこまで本当なの?は謎ですが、彼女のアメリカでの生活がよくわかる作品のようです。

タイトルの『出口のない喫茶店』は"マリファナを吸う"場所として3回登場するのですが、
アメリカでお金がなく、のた打ちまわる中国人の生活がよくわかるとか。

严歌苓ファン必見の本ではないでしょうか?

2冊目は《曹禺精选集》。
チュー太郎さんの好きな作家のお1人ということで、こちらの本を選ばれました。

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実はこれ、戯曲なのです。
しかも演技されることを期待されなかった1930年代の戯曲。
読んだ人がイメージしやすいように、非常に細かく書かれているそう。

主人公はホテルの部屋を借りて生活している高級娼婦。
ダンサー、ホステスともいえるようですが、普通の人からみたら自堕落な生活に見えますが、
彼女はその日その日の人生を謳歌しています。
チュー太郎さんの一押しは思い入れがあるという『日出』。感動する作品のようですよ。

口語体でストーリーが進んでいくので、普通の原書よりも読みやすそうですね。
セリフを読むだけでも勉強になるとのことでした。

3冊目は老舍の《骆驼祥子》。

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チュー太郎さんによると、
現在、放送大学で大山潔先生が戯曲「駱駝祥子」の面接授業を開講されています。
放送大学に入学していない人でも、共修生として単発で参加が可能のようです。

辞書にない発音があり、授業ではピンイン通りでない発音を先生が教えてくれるそう。
通常の中国語と全然違うようですが、
一体どんな音なのでしょう?気になります(^^)

以上、簡単ですが、みなさんのご紹介をまとめさせていただきました。

実は私は今回、当日までに少ししか読んでいくことができませんでした💦💦
主催者なのになんということ。。。

現在、読み進めていますので、年内にはご紹介できるといいのですが(._.)

次回の原書会は、1月か2月に開催したいと思っています。
次回こそは読書計画をしっかり立てて臨みたいと思います💦(教訓)

参加されたみなさん、ありがとうございました!

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【増員・あと2名】12/17(土)『中国語ブロガー天天・Ayumiの"二人会"』

★開催決定!告知前に既に4名の方からお申込みをいただきました(嬉涙)
【中国語で通訳・翻訳の仕事をこれからしたい方向け】セミナーの開催が決定しました!

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